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22年11月の航空需要、コロナ前75%まで回復 国際・国内利用率80.8%=IATA旅客実績

 IATA(国際航空運送協会)の2022年11月世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線の合計は、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)が前年同月比23.8%増(19年同月比24.6%減)、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)が41.3%増(24.7%減)となった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は10.0ポイント上昇(0.1ポイント低下)の80.8%だった。新型コロナ前と比べると75%まで回復し、11月も全体では安定した数値で推移したものの、中国政府が進めていたゼロコロナ政策が国内線を中心に数値を押し下げた。

22年11月の世界旅客輸送実績(前年比、IATAの資料からAviation Wire作成)

―記事の概要―
国内・国際線合計
国際線
国内線

国内・国際線合計

コロナ前の75%まで回復した22年11月の航空需要(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの6地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は