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年末年始、国際線旅客6倍超 水際緩和で回復傾向に

 全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC、9204)など航空11社は1月6日、年末年始の利用実績を発表した。対象期間は2022年12月28日から1月5日までの9日間。国際線は新型コロナウイルス前を大幅に割り込だものの、半数近くまで回復。水際対策の緩和に伴い復便傾向にあることや、LCC各社も再開するなどで旅客数が前年同期を大幅に上回った。特にANAとJALの大手2社は昨年のゴールデンウイークと夏休みに引き続き、ハワイ方面が好調だった。

航空各社が発表した年末年始の実績(各社の発表資料からAviation Wire作成)

 11社の発表値を合計すると、旅客数は国際線が前年同期比6.21倍の32万9601人、国内線は10.1%増の291万4627人。提供座席数は国際線が2.42倍の41万4670席で、国内線は8.7%増の378万3093席となった。11社平均のロードファクター(座席利用率、L/F)は国際線が48.5ポイント上昇し79.5%、国内線は0.9ポイント上昇し77.0%だった。

ANA

水際緩和で回復傾向となった年末年始の国際線=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAの旅客数は、国際線が前年同期比