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ZIPAIR、23年は3都市就航視野 初の新造機受領で5機体制

 ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)の西田真吾社長は12月12日、同社初の新造機となるボーイング787-8型機の5号機(登録記号JA850J)について、本紙既報 [1]の通り今年度内に受領する見通しだと語った。増機により、2023年の新路線は「3都市いきたい」と述べた。

今年度内に初の新造機受領を計画するZIPAIR=22年12月12日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ZIPAIRの西田社長=22年12月12日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 これまではボーイングの製造問題などがあり、新造機の引き渡しが延期となっていた。現在は親会社の日本航空(JAL/JL、9201)から転籍した787が4機で、当初は初号機(JA822J)と2号機(JA825J)をJALが運航していた初期受領機の改修、3号機と4号機を新造機とする計画だったが、ボーイングの製造問題などで変更。3号機(JA824J)と4号機(JA826J)もJALからの転籍機となり、5号機が初の新造機になる。

ZIPAIRのビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat」=22年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 5号機も座席数は従来と同じ2クラス290席で、フルフラットシートを採用したビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となる。

 今後は計画通り2025年までに10機体制を目指す。西田社長は「これから先は大丈夫だと思う。週3往復や