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ANAのピカチュウジャンボ、ラストは虹が彩る

 全日本空輸(ANA)の「ピカチュウジャンボ」(ボーイング747-400D、登録番号JA8957)のラストフライト復路となった那覇発NH126便。羽田空港へ到着すると、空には虹が現れた。

虹にラストフライトを彩られるANAのピカチュウジャンボ=9月30日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 NH126便は、乗員14人と乗客445人(うち幼児15人)を乗せて那覇を午後0時28分に出発。羽田には午後2時43分、ピカチュウやANA社員らに出迎えられて408番スポットに到着した。

 タラップから降りた乗客たちは、機体やピカチュウと記念写真を撮っていた。ラストフライトの操縦桿を握った西野亨機長は「感無量。子どもたちが機体の写真を撮ってくれたりしてうれしい」と話した。

 乗客が降機後は、客室乗務員もピカチュウや機体との記念写真に収まっていた。

 JA8957は1992年6月18日製造。ピカチュウジャンボとしては2004年5月24日に就航し、ポケモンジェットの1機として愛されてきた。定期便は今日が最終日で、10月に退役予定。同機退役後、ANAが保有する747-400Dは、登録番号JA8960、JA8961、JA8966の3機となる。14年3月末までに順次退役する。(往路出発時の様子はこちら [1]

ピースジェットに出迎えられ羽田に到着するピカチュウジャンボ=9月30日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire