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成田空港、純損失185億円も赤字幅縮小 回復基調で2期連続増収=22年4-9月期

 成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)が11月24日に発表した2022年4-9月期(23年3月期第2四半期)連結決算は、純損益が185億2500万円の赤字(前期は230億100万円の赤字)となった。赤字幅は縮小しているものの、中間期としては3期連続で最終赤字を計上した。

4-9月期は回復基調で2期連続で増収となった成田空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 営業収益は32.7%増の531億6700万円、営業損益は170億4000万円の赤字(同216億6800万円の赤字)、経常損益は178億1600万円の赤字(同220億6300万円の赤字)だった。営業収益は入国制限の段階的な解除や緊急事態宣言の解除など、回復基調に転じたことから、2期連続で増収となった。

 2023年3月期通期予想は据え置いた。330億円の最終赤字を見込んでおり、3期連続での赤字となるものの、損失額は改善すると予想している。

—記事の概要—
22年4-9月期
23年3月期通期予想

22年4-9月期

 4-9月期の国際線と国内線を合せた総発着回数は前年同期比29%増(19年同期比38%減)の8万3121回、総旅客数は2.99倍(65%減)の782万7937人、国際航空貨物量は8%減(16%増)の117万8590トンとなった(関連記事 [1])。

 セグメント別では、空港運営事業は