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8月の定時到着率、日本勢トップ3陥落 上位3社は南米勢独占=英Cirium調査

 英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した2022年8月の航空会社別の定時到着率によると、運航規模の大きな航空会社を示す「グローバル(全世界)」部門はアズール・ブラジル航空(AZU/AD)が2カ月連続で首位をキープした。2位はコロンビアのアビアンカ航空(AVA/AV)、3位はチリのラタム航空(LAN/LA)で、南米勢が上位3社を占めたものの、日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)の日本勢がトップ3から陥落した。一方「LCC部門」の上位3社中2社を日本勢が占め、好調をキープしている。

8月の定時到着率で首位を2カ月連続キープしたアズール=PHOTO: A. Doumenjou, master films/Airbus

 航空会社別のデータでは、便数や提供座席など運航規模の大きな会社を示す「グローバル」のほか「アジア太平洋」と「北米」「欧州」「中南米」「中東・アフリカ」の5地域別に集計し、定刻に対して15分未満の遅延を「定時到着」と定義。さらに中東・アフリカ以外の4地域では航空会社を「メインライン」と「ネットワーク」に分別し、グループ航空会社のうち、中核となる社が運航するものを「メインライン」、中核社のほかグループ航空会社の運航便を含めたものを「ネットワーク」と分類している。

 このほか単一機材で運航している航空会社など、LCC(低コスト航空会社)各社を中心として「LCC」に分類。LCCの区分は、国連の専門機関ICAO(国際民間航空機関)のカテゴリーに準拠した。

—記事の概要—
グローバル
アジア太平洋
北米
欧州
中南米
中東・アフリカ
LCC

グローバル

 全世界の航空会社を対象にした「グローバル」では、中核社を対象とした「メインライン」部門でアズールが1位を獲得。定時到着率は89.65%、運航便数は