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岸田首相の帰路のみ政府専用機使用が1位 先週の注目記事22年9月18日-24日

 9月18日から24日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、ニューヨークを訪れた岸田文雄首相の政府専用機運用に関する記事でした。

羽田空港を離陸する政府専用機の任務機=22年9月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

第1位 岸田首相、帰路は政府専用機で 往路はANA個室ファースト777新仕様機 [1]

 第77回国連総会などに出席するためニューヨークを訪問した岸田首相は、天皇皇后両陛下がエリザベス女王の国葬参列のため政府専用機を使用されていたことから、20日の往路は全日本空輸(ANA/NH)のチャーター機(ボーイング777-300ER型機、登録記号JA798A)を使用。復路のみ政府専用機を使用しました。

 弊紙Twitterのコメントなどを見ると、この片道運用に対して「税金の無駄遣い」という声がみられました。国家の安全保障の観点では、有事の際に対応の幅が広い政府専用機が使える状態になった時点で、首相が誰であれ使用すべきです。

 税金が投入される国葬が決定するまでの経緯など、議会制民主主義を蔑ろにしていると受け取られる岸田首相の政治姿勢が、片道運用に対する批判を招く要因の一つになったのではないでしょうか。首相としての実績が伴えば、このような批判は起きていないのではと、このところの支持率低下を見ていると感じます。一方、依然として低い各選挙の投票率も根深い問題です。