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ボーイング、787納入再開 アメリカン航空に引き渡し

 ボーイングは現地時間8月10日(日本時間11日)、FAA(米国連邦航空局)から製造時の品質問題を指摘されていた787型機の納入を再開し、アメリカン航空(AAL/AA)へ最初の機体となる787-8(登録記号N880BJ)を引き渡した。ボーイングの納入記録によると、2021年7月から先月まで13カ月連続で納入ゼロが続き、何度か納入再開の可能性が報じられたものの、引き渡しが1年以上途絶えていた。アメリカン航空への787納入は、2021年5月以来15カ月(1年3カ月)ぶりとなった。

納入再開後初めてアメリカン航空へ引き渡された787-8(ボーイング提供)

 787は、2020年に胴体接合部の不具合が発覚。その後も品質問題が指摘され、2021年10月には過去3年間に使われたチタン製部品の中に、本来の強度に満たないものがあることがわかった。FAAはボーイングに対して品質改善を求め、ボーイングは今年4月に認証計画をFAAに提出した。

 ボーイングは10日、「私たちはすべての