関西空港を運営する関西エアポート（KAP）などが設置している将来需要の調査委員会（委員長：加藤一誠・慶応大教授）は8月3日、大阪・関西万博が開かれる2025年度の需要予測と2030年度の見通しを発表した。2025年度の国際線と国内線を合わせた総旅客数は、コロナ前の2018年度比で1.3倍（26.9％増）の3733万人に増加が見込まれ、発着回数は24.3万回と1998年の環境影響評価時の想定である23万回を超える可能性があるとした。2030年度の総旅客数は、最大で2018年度比1.7倍の約5000万人まで増える可能性を示した。
—記事の概要—
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25年度
25年度の旅客増を予測する関空＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
2025年度の旅客数は、国際線はアジア諸国の経済成長により航空需要の増加が見込まれ、2018年度の2290万人から2025年度は