IATA（国際航空運送協会）の2022年4月世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線の合計は、座席供給量を示すASK（有効座席キロ）は前年同月比45.5％増（19年同月比32.9％減）、有償旅客の輸送距離を示すRPK（有償旅客キロ）が78.7％増（37.2％減）となった。ロードファクター（座席利用率、L/F）は14.5ポイント上昇（5.3ポイント低下）の77.8％だった。ロシアによるウクライナへの侵攻や、中国国内の旅行制限などが影響したものの、「強い回復基調」（IATA）となった。
22年4月の世界旅客輸送実績（前年比、IATAの資料からAviation Wire作成）
―記事の概要―
・国内・国際線合計
・国際線
・国内線
国内・国際線合計
「強い回復基調」を取り戻した4月の航空需要（資料写真）＝PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの6地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は