全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC)など航空10社は5月10日、ゴールデンウイークの利用実績を発表した。対象期間は4月29日から5月8日までの10日間。国際線はハワイ方面の一部便で満席となるなど、需要回復の兆しがみられた。国内線はまん延防止等重点措置などが解除され、3年ぶりに3年ぶりに行動制限なしとなったことから、新型コロナ前の水準には届かなかったものの客足の戻りが目立った。
航空各社が発表したゴールデンウイーク実績(各社の発表資料からAviation Wire作成)
10社の発表値を合計すると、旅客数は国際線が前年同期比4.66倍の14万1156人、国内線は2倍近い98.2%増の266万6281人。提供座席数は国際線が33.0%増の21万1496席で、国内線は39.1%増の397万854席だった。10社平均のロードファクター(座席利用率、L/F)は国際線が47.7ポイント上昇し66.7%、国内線は20.0ポイント上昇し67.1%だった。
ANA
一部国際線でも回復がみられたゴールデンウイーク需要=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANAの旅客数は、国際線が前年同期比