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JAL欧州発便のパイロット編成通常化が1位 先週の注目記事22年4月17日-23日

 4月17日から23日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、日本航空(JAL/JL、9201)欧州発便のパイロット編成変更に関する解説記事でした。

欧州路線の復路を南回りとすることで乗務するパイロットの人数も通常に近くなったJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

第1位 JAL、欧州発便のパイロット通常編成に戻す 世界一周化で飛行時間短縮 [1]

 JALの欧州路線はロシア領空を迂回(うかい)するルートで飛行しており、これまでは往復ともアラスカなどを飛ぶ「北回り」のポーラールートでしたが、19日からは欧州発の復路を中央アジアなどを飛ぶ「南回り」に変更。往復とも偏西風(ジェット気流)の追い風に乗って運航できる世界一周ルートになったことで、燃料の搭載量を減らして乗客数や貨物量を増やせるようになりました。

 パイロットの編成も、飛行時間が15時間近い往路の北回りは2人1組のパイロットが2組乗務する4人編成「ダブル」のままですが、飛行時間が短縮されて14時間強となる南回りの復路は長距離国際線の標準である3人編成の「マルチ」に戻りました。