- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

JAL、最終赤字1770億円に 22年3月期通期予想を下方修正

 日本航空(JAL/JL、9201)は4月15日、2022年3月期通期の連結業績予想を下方修正した。売上高に当たる売上収益は6820億円で前回2021年11月2日の発表値から840億円(11.0%)下方修正し、本業のもうけを示すEBIT(利払い・税引き前損益)は2390億円の赤字を見込み前回予想から410億円の下方修正、最終損益は1770億円の赤字を見込み同310億円の下方修正となった。

22年3月期通期予想を下方修正したJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALによると、第4四半期(1-3月期)に入り新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大による「まん延防止等重点措置」が多くの都道府県で適用され、国内旅客需要が大幅に落ち込んだことで国内線の旅客収入が想定を大きく下回ったことが要因。国際線の旅客需要も、日本の入国規制が緩和されたものの、全面的な需要回復には至らなかった。また、国際貨物収入の増収に努めたものの、売上収益は想定を下回る見込みになったという。

 営業費用は、固定費を中心にコスト削減を進めたものの、収入減を