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FDA、伊豆大島にチャーター 3/24初便は岡山から

 フジドリームエアラインズ(FDA/JH)は3月16日、岡山-大島間のチャーターを3月24日から実施すると発表した。伊豆大島の大島空港に同社便が乗り入れるのは初めてで、ジェット機が発着するのは2015年10月に全日本空輸(ANA/NH)が羽田-大島線から撤退して以来、6年5カ月ぶりとなる。

伊豆大島へのチャーター便を始めるFDA=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 最初の旅程は3月24日から2泊3日。往路は岡山空港を24日午後1時5分に出発して、大島には午後2時10分に着く。復路は26日午後3時45分に大島を出発し、午後4時50分に到着する。機材はエンブラエル170(E170、1クラス76席)またはE175(1クラス84席)で、ツアーは山陽新聞旅行社が催行する。

 ツアー1日目は、郷土芸能の御神火太鼓とあんこさん手踊りによる歓迎後、椿ガーデンへ向かう。2日目は、三原山頂口、伊豆大島火山博物館、地層大切断面、波浮港、都立大島公園を巡る。最終日の3日目は、椿油製油体験、大島町郷土資料館、ぶらっとハウスに立ち寄り、大島空港から岡山へ向かう。

 このほかに大島空港を発着するチャーター便ツアーは、26日に県営名古屋(小牧)発、28日に松本発、30日に広島発、4月1日に静岡発、3日に松本発、5日に小牧発、7日に広島発、9日に静岡発を予定している。

 大島空港を管理する東京都は、2021年7月9日に愛称を「東京大島かめりあ空港」に決定したと発表。大島を代表する花であるツバキをモチーフに、外国人にも親しんでもらえるよう英語名の「カメリア」を採用したという。

 大島空港は地方管理空港で、滑走路は1800m×45mが1本。現在は新中央航空と東邦航空が乗り入れている。ANAも羽田-大島線を運航していたが、2015年10月24日を最後に撤退。東京・竹芝客船ターミナルと大島を1時間45分で結ぶ高速ジェット船との競争が激しく、例年赤字が続いていた。

関連リンク
フジドリームエアラインズ [1]
山陽新聞旅行社 [2]
東京大島かめりあ空港 [3](東京都)

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大島空港、愛称は「東京大島かめりあ空港」 [5](21年7月11日)
ANA、羽田ー大島が最終便 国際線強化へ [6](15年10月24日)