- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

ANA X、新社長に轟木副社長昇格 22年4月1日付役員人事

 ANAホールディングス(ANAHD、9202)のプラットフォーム事業を担うANA X(ANAエックス)は3月3日、新社長に轟木一博副社長(46)が4月1日付で昇格する役員人事を発表した。全日本空輸(ANA/NH)の専務と兼務している現社長の井上慎一氏(63)はANAの新社長に就任する。

ANA Xの新社長に就任する轟木副社長(中央。写真はピーチ執行役員時)=20年10月 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

 轟木氏は東京大学法学部を卒業後、運輸省(現国土交通省)に1998年4月入省。2012年4月に民営化前の関西空港を運営していた新関西国際空港会社(NKIAC)に入社し、経営共創基盤を経て2017年7月にピーチ・アビエーション(APJ/MM)に入社。事業戦略担当の執行役員として事業戦略室長などを務めた。ANA Xには2021年4月に入社し、副社長に就任した。

 現在のANA Xは旧ANAセールスを再編する形で2021年4月1日にスタート。従来はANAグループの顧客関連事業などを手がけていたが、ANAセールスの旅行事業などを継承して、マイルを活用したプラットフォーム事業などを展開している。ANAセールスはANAあきんどに社名変更した上でグループの地域事業を担う。ピーチ出身の井上氏と轟木氏が新ANA Xを牽引し、マイルを日常生活で活用しやすい基盤作りを進めてきた。

 新体制では、取締役の徳田智昭氏が副社長に昇格。新たに大家正嗣氏、近藤允彦氏、若林 慶太郎氏が取締役に就任する。また、執行役員には宮内和敏氏が新たに就く。

 新役員体制は下記の通り(役職、担当業務、氏名の順で敬称略)。