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21年暦年、アジア国際線シェア低下 国際・国内利用率67.2%、IATA旅客実績

 IATA(国際航空運送協会)が発表した2021年暦年の世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線を合わせた有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の2019年比58.4%減、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は48.8%減だった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は15.4ポイント低下し67.2%だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、大幅な需要減退が続いている。地域別の国際線旅客輸送シェアは、アジア太平洋地域で落ち込みが目立った。

21年暦年の世界旅客輸送実績(IATAの資料からAviation Wire作成)

―記事の概要―
国内・国際線合計
国際線
国内線

国内・国際線合計

アジアで国際線シェア落ち込みが目立った21年の旅客輸送シェア(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの各地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は