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“心の問題”解消に注力 JAL赤坂社長、パイロット同士で支える「ピアサポート」業界で目指す

 「航空機の技術がいかに進歩しようとも、安全に向けた乗務員の心身の健康の重要性はいささかも変わりません」──。日本航空(JAL/JL、9201)の赤坂祐二社長は、40年前の1982年2月9日に起きた羽田沖墜落事故の犠牲者24人に追悼の辞(ことば)をささげ、安全の誓いを新たにした。同事故は、事故機の機長に起きた精神的変調により発生したと結論付けられている。安全に直結するパイロットのストレスや悩みの解消に向け、JALや航空業界はどのように取り組んでいるのか。

羽田沖墜落事故40周年慰霊行事後に取材に応じるJALの赤坂社長=22年2月9日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 赤坂社長は「心の問題は言い出せないもの」とした上で、最も信頼している