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ANA、グループ内転籍可能に 職種転換も基準緩和

 全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAホールディングス(ANAHD、9202)は、グループ約40社の従業員約3万8000人を対象に、働き方の選択肢を広げる制度の導入を検討しており、一部は新年度が始まる4月から開始する。グループ内での転籍や、客室乗務員から総合職へ職種転換する基準を緩和するなどの制度を導入する。

グループ内転籍など新制度を導入するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新制度のうち、「グループ内キャリアチェンジ制度」は、ANAグループでマイルなどプラットフォーム事業を担うANA Xや、貨物事業を手掛けるANAカーゴなど8社を対象に募集を開始。審査を通った人は4月から転籍を予定している。グループ内での出向は従来からあるが転籍する制度は初導入で、非航空系事業の強化や業務のデジタル化などを進める。現在はANA本体を対象に含めていないが、実施状況などを見て導入を検討していく。

 ANA本体を対象にした制度では、従来からある