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カタール航空、A350塗装劣化問題で法的手続き

 カタール航空(QTR/QR)は現地時間12月20日、エアバスA350型機の外観塗装が劣化する問題について、ロンドン高等裁判所でエアバスに対する法的手続きを開始したと発表した。

カタール航空のA350-1000=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 カタール航空の発表によると、A350の機体表面の塗装が加速度的に劣化する問題についてエアバスと協議してきたが、物別れに終わったという。この影響で、同社は21機のA350を駐機している。

 同社は「エアバスと建設的な解決策を見出す試みは、悲しいことにすべて失敗に終わった」との声明を発表した。

 11月末時点で、カタール航空は標準型のA350-900を34機、長胴型のA350-1000を42機発注しており、A350-900は完納、A350-1000は19機受領済み。

関連リンク
カタール航空 [1]
Airbus [2]

カタール航空、A350を一部運航停止 13機、塗装劣化で [3](21年8月6日)