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ANA、退職5年以内の復職制度検討 グループに展開も

 ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)は、退職後5年以内であれば正社員として復職できる「カムバック制度(仮称)」の導入を検討している。コロナ後の航空需要回復に向け、社員が異業種での経験を生かせる人事制度づくりの一環で、早ければ2022年度にANA本体で導入し、グループ会社への展開も視野に労働組合と協議を進める。

復職制度の導入を検討するANA=21年4月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 客室乗務員や地上係員など女性が活躍する職種が多いANAでは、産休や育休制度をはじめ、離職した客室乗務員が復帰できる制度などをコロナ前から導入。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、旅客需要が激減した2020年からはグループ外企業への出向を実施しているが、社員の社外での経験が今後の航空系・非航空系を問わず事業拡充などに役立つとして、いったん退職した社員が復帰できる制度づくりを進める。

 制度の対象者や開始時期など詳細は