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入国者総数も抑制 オミクロン株で外国人の新規入国停止

 南アフリカで確認された新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」の感染拡大を受け、政府は11月30日午前0時から外国人の新規入国を原則停止した。期間は当面12月31日までの1カ月間で、入国者総数も抑制して日本へ到着する国際線の新規予約を抑え、水際対策を強化する。

外国人の新規入国禁止1日目を迎えた国際線が発着する羽田空港第3ターミナルの到着ロビー=21年11月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

多くの国際線が欠航となっている羽田空港第3ターミナルの案内表示=21年11月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象は全世界の国と地域で、厚生労働省は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の水際対策を強化。ワクチン接種証明書の保持者に対する行動制限緩和措置の新規申請の受付などを30日午前0時から停止し、12月1日以降の帰国者と入国者は行動制限緩和の対象外としている。これにより、14日間の待機期間を証明書保持者であれば10日間に短縮するなどの措置を停止した。

 また、12月1日以降は入国者総数を引き下げる。日本に到着する国際線の新規予約は、既存の予約に配慮しながら抑制するとしている。

関連リンク
新型コロナウイルス感染症対策について [1](首相官邸)
国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について [2](外務省)
水際対策に係る新たな措置について [3](厚生労働省)

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