成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)の2021年4-9月期(22年3月期第2四半期)連結決算は、純損益が230億円の赤字(前期は424億円の赤字)となった。民営化後初の赤字転落となった前年同期から赤字幅は縮小したものの、中間期としては2期連続で最終赤字を計上した。
営業収益は20.6%増の400億円、営業損益は216億円の赤字(同306億円の赤字)、経常損益は220億円の赤字(同301億円の赤字)だった。営業収益は東京五輪の開催やLCC各社による国内線復便があったことから、2期ぶりに増収となった。
2022年3月期通期予想は据え置いた。670億円の最終赤字を見込んでおり、2期連続で通期損失となる見通し。
—記事の概要—
・21年4-9月期
・22年3月期通期予想
21年4-9月期
4-9月期の国際線と国内線を合せた総発着回数は前年同期比35%増(19年同期比52%減)の6万4544回、総旅客数は93%増(88%減)の261万6325人、国際航空貨物量は44%増(26%増)の128万4626トンとなった(関連記事 [1])。
セグメント別では、空港運営事業は