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エンブラエル、再エネ航空機コンセプト「エネルギア」 リアエンジンで4機種、水素や電気で

 エンブラエルは、再生可能エネルギー推進技術を用いた4つの新しい航空機コンセプト「エネルギア・ファミリー(Energia Family)」を現地時間11月8日に発表した。2050年までにCO2(二酸化炭素)排出量を実質ゼロにする航空業界の目標達成に向けた取り組みの一環で、ハイブリッドと電気、水素燃料電池、ガスタービンの4種類で、2030年から2040年にかけての実現を視野に入れている。4機種ともプロペラが機体後部にある姿が特徴になっている。

エンブラエルが発表した再生可能エネルギー推進技術を用いた航空機コンセプト「エネルギア・ファミリー」の(前列右から時計回りに)ハイブリッドE9-HE、エレクトリックE9-FE、H2ガスタービンE50-H2GT、H2燃料電池E19-H2FC(同社提供)

 ハイブリッド電気推進の「エネルギア・ハイブリッド(E9-HE)」は座席数が9席で、CO2排出量を最大90%削減。エンジンは双発で機体後部にマウントし、2030年に技術的な準備を終えることを目標に掲げる。

 完全な電気推進の