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JAL、ワクチン接種奨励キャンペーン 国内往復航空券、空港店舗で割引も

 日本航空(JAL/JL、9201)を中核とするJALグループは9月30日、新型コロナウイルスのワクチンを接種済みの人を対象としたキャンペーンを開始すると発表した。国内線の往復航空券の提供や、空港店舗での割引などを用意することで、ワクチン接種の奨励やPCR検査などの利用促進を図る。

ワクチン接種を奨励するキャンペーンを始めるJALグループ=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 国内線の往復航空券は、100組200人分を用意する。応募には2回目のワクチン接種証明書が必要で、専用ページで受け付ける。詳細は10月11日ごろに発表する。

 グループLCCのジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は、同社の航空券購入で使える「フライトバウチャー」5000円分をプレゼント。キャンペーン期間中に搭乗した人が対象で、50人に提供する。応募には2回目のワクチン接種証明書が必要となる。詳細は10月11日ごろに発表する。

 JALUX(ジャルックス、2729)が運営する空港店舗「BLUE SKY」や、成田空港第3ターミナルにある「Jetstar Shop」では、1000円以上の購入で5%割り引くキャンペーンを10月6日に始める。接種証明書かPCR検査の陰性証明を店頭で提示することで、割引を受けられる。12月31日まで。

 JAL系旅行会社のジャルパックは、特典付きの国内パッケージツアーを販売。接種証明書か陰性証明を提示すると、部屋のアップグレードやレイトチェックアウトなど特典を用意する。特典は施設により異なる。10月11日に発売し、出発対象期間は翌12日から2022年3月31日まで。

 同様のキャンペーンは、全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループも始めている(関連記事 [1])。

関連リンク
ワクチン接種証明書やPCR陰性証明書の提示により、さまざまな特典が受けられるキャンペーンを開始します。 [2](日本航空)
ジェットスター・ジャパン [3]

ANA、ワクチン証明で国内往復航空券 接種後押し、旅行需要を喚起 [1](21年9月30日)
JAL、追加マイルで「いつでも特典航空券」 国内線、繁忙期も利用可 [4](21年9月29日)
ジェットスター・ジャパン、15路線290便追加減便 10月運航率75.5%に [5](21年9月22日)