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ANAの空飛ぶウミガメA380、お盆は上位クラス好調で黒字 貨物も運ぶ

 全日本空輸(ANA/NH)のエアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」が、8月のお盆期間限定で成田-ホノルル線の定期便に復活し、2往復4便に投入された。2020年3月24日以来約1年4カ月ぶりに定期便を飛ぶことになり、6月から予約を受け付けたが新型コロナの影響による大きなキャンセルもなく、4便合わせて534人(幼児2人含む)が利用し、約23.5トンの貨物を運んだ。

 搭乗率だけで見ると平均25.6%にとどまったが、ファーストクラスは70%台、ビジネスクラスは60%台と、上位クラスの売れ行きは好調で、再開初便のファーストクラスは満席だった。

成田空港を離陸するANAのA380によるホノルル行きNH184便=21年8月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
もっとも乗客が多かったのは?
上位クラス好調で黒字
貨物はアジアから北米へ

もっとも乗客が多かったのは?

 2往復4便に投入されたA380の運航日は、成田発NH184便が9日と13日、ホノルル発NH183便は10日と14日。成田9日発とホノルル10日発の1往復目は青色の初号機(登録記号JA381A)が、2往復目はエメラルドグリーンの2号機(JA382A)が使用された。

2往復目はエメラルドグリーンの2号機を投入=21年8月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 座席数は4クラス520席(ファースト8席、ビジネス56席、プレミアムエコノミー73席、エコノミー383席)で、成田-ホノルル線では床下に最大約19トンの貨物も積むことができる。

 4便のうち、もっとも乗客数が多かったのは、ホノルル14日発の成田行きNH183便で