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日通、関空内に医薬品専用定温倉庫 航空貨物代理店で日本初

 日本通運(9062)は、関西空港内の自社施設に医薬品専用定温庫を備えた定温倉庫「NEX-PHARMA Logistics Hub Kansai Airport」の設置し、7月26日から運用を始めた。関空を運営する関西エアポート(KAP)によると、航空貨物代理店(フレイトフォワーダー)が自社医薬品専用庫を空港内に設置するのは日本では初めて。

日通が関空内で運用を開始した医薬品専用定温倉庫(関西エアポートの資料から)

 床面積は568.96平方メートルで、医薬品定温エリアとして15度から25度、2度から8度に対応。5度(冷蔵)と-20度(冷凍)の一般品保冷エリアを併設している。

 関空は2016年4月の民営化前から医薬品輸送に力を入れている。今回の医薬品専用定温倉庫の設置により、KAPは従来よりも高品質な医薬品輸送サービスの提供が可能になるとしている。IATA(国際航空運送協会)が進める高品質医薬品輸送認証制度「CEIV-Pharma」の取得をKAPなど7社による「KIX Pharmaコミュニティ」が目指しており、今回の施設も認証制度に含められる予定だという。

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