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5月の世界航空需要、コロナ前比62.7%減 IATAウォルシュ事務総長、各国に連携訴え

 IATA(国際航空運送協会)は現地時間7月7日、今年5月の世界の航空需要について、国際線と国内線ともに4月と比べてわずかに改善したものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大前の2019年と比べて依然大きく下回っていると発表した。特に国際線は各国政府による大規模な渡航制限の影響を受け、回復が遅れているとしている。

オンラインで会見するIATAのウォルシュ事務総長(スクリーンショット)

 有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)に基づく5月の総航空需要は、コロナ前の2019年5月と比べて62.7%減少。4月の2019年同月比65.2%減と比べると2.5ポイント改善した。5月の国際線旅客需要は2019年比