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成田空港、民営化後初の最終赤字 21年3月期

 成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)が5月27日に発表した2021年3月期通期連結決算は、純損益が714億5300万円の赤字(20年3月期は244億2300万円の黒字)で、2004年4月の民営化以降初の最終赤字となった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大による出入国制限の強化や、国内の移動自粛などが大きく影響した。

21年3月期の純損益が民営化以降初の最終赤字となった成田空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2022年3月期の業績見通しは、コロナワクチン接種が進むことで感染が沈静化に向かうことから、徐々に回復すると想定。純損益は670億円赤字で2期連続での赤字となるものの、損失額は改善すると予想している。

—記事の概要—
21年3月期決算
22年3月期通期予想

21年3月期決算

 売上高は