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ANA、最終赤字4050億円 21年3月期、1050億円上振れ

 ANAホールディングス(ANAHD、9202)は4月23日、2021年3月期通期の連結最終損益が4050億円の赤字になると適時開示した。前回2020年10月27日発表の予想(5100億円の赤字)から1050億円上振れしたが、2003年の連結決算移行後では過去最大の赤字。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、運航規模を縮小したことから燃料費など変動費が抑えられ、コスト削減や繰り延べ税金資産の計上が奏功した。決算は30日に発表する。

21年3月期は4050億円の最終赤字を見込むANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 売上高は150億円下方修正し