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仙台空港、22年度黒字化目指す 鳥羽社長「本格的回復は25年度から」

 仙台空港を運営する仙台国際空港会社(SIAC)の鳥羽明門(あきと)社長は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で2020年度(21年3月期)の純損益は16億1700万円の赤字(19年度は4200万円の赤字)になったことを明らかにした。最終赤字は2019年度から2期連続だが、2023年度以降はコロナ前と同水準の営業収益で過去最高益を更新できるよう、固定費を中心にコスト削減を進める。

 2021年度から2025年度までの中期経営計画も発表し、2025年度は営業利益4億4500万円、純利益3億9800万円を目指す。

仙台空港でAviation Wireの取材に応じる仙台国際空港会社の鳥羽明門社長=21年4月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
25年度は388万人
提案型営業で新路線誘致

25年度は388万人

 鳥羽社長は4月20日までに報道各社の取材に応じ、「一気に戻すのはさすがに難しい。営業キャッシュフローは2021年度にトントン、2022年度は営業利益もトントンにもっていきたい」と述べた。

20年度の旅客数は121万人となった仙台空港=21年2月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2022年度は営業収益が53億4700万円(21年度計画値から43.4%増)、営業損益は100万円の黒字(21年度計画は9億5400万円の赤字)、純損益は