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全日空、新LCC設立へ「現状上回る規模」 エアアジアと合弁解消

 全日本空輸(ANA)やエアアジア・ジャパン(WAJ)を傘下に持つANAホールディングス(9202)は6月25日、マレーシアのエアアジアとの合弁を解消したと正式発表した。今後ANAHDはWAJを100%子会社化後、新たな低コスト航空会社(LCC)として再スタートさせる。新LCCについては7月末に発表する。

—記事の概要—
24億5000万円でエアアジアが売却
「日本の消費者のニーズに合わなかった」
WAJ上回る規模目指す

24億5000万円でエアアジアが売却

エアアジアとの合弁解消を発表するANAホールディングスの清水経営戦略部長=6月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 WAJの株式はANAHDが67%、エアアジアが33%保有。エアアジアは24億5000万円でANAHDへ株式を売却する。WAJとしての運航は10月31日まで。

 エアアジアから借り受ける形で運用しているWAJの機材は、7月3日の成田-台北(桃園)線開設から5機体制となるが、9月から機体をエアアジアへ返却するため、秋から減便が発生する見通し。

 ANAからの出向者