全日本空輸（ANA/NH）とスイスの非営利組織コモンズ・プロジェクト（The Commons Project、本部・スイス）は3月29日、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の検査結果やワクチン接種履歴を示すデジタル証明書「コモンパス」の実証実験を実施した。同日の羽田発ニューヨーク行きNH110便の乗客2人が、紙の証明書の代わりにスマートフォンに表示した証明書を提示して出国した。コモンパスを用いた実証実験を実施するのは日本で初めて。
コモンパスのデモ画面を表示したスマートフォンを持つANAの地上係員＝21年3月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
—記事の概要—
・デジタル証明書で手続きスムーズに
・「コモンパスで海外渡航ハードル下がる」
・スマホ提示し陰性証明
デジタル証明書で手続きスムーズに
コモンパスはコモンズ・プロジェクトと非営利財団・世界経済フォーラム（本部・スイス）が連携して開発を進めるデジタル証明書。スマートフォンに保存された