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成田と羽田、“顔パス”で国際線搭乗 「Face Express」実証実験、7月に本格運用

 成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)と、羽田空港の第3ターミナル(T3、旧称国際線)を手掛ける東京国際空港ターミナル(TIAT)は3月25日、顔認証技術を使った搭乗手続き「Face Express」を4月13日から実証実験すると発表した。チェックイン時に登録した顔写真を使い、保安検査場や搭乗口で歩きながら本人確認することから、“顔パス”(ウォークスルー)で通過できるもので、成田・羽田の国際線で7月から本格運用する。

Face Expressの利用イメージ(NAAの資料から)

NEC本社で行われた顔認証のデモンストレーション=19年5月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 両空港の国際線チェックインカウンターと搭乗ゲートに、日本電気(NEC、6701)の顔認証システムを導入した機器を設置し、ウォークスルーで通過できるようにする。成田では当初、全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)の2社が参加。