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国際・国内利用率64.8% IATA「史上最も急減」2020年旅客実績

 IATA(国際航空運送協会)が現地時間2月3日発表した2020年暦年の世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線を合わせた有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は前年比65.9%減、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は56.5%減だった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は17.8ポイント低下し64.8%だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により需要が大きく減退し、「航空史上、最も急激な減少」(IATA)となった。

20年暦年の世界旅客輸送実績(IATAの資料からAviation Wire作成)

―記事の概要―
国内・国際線合計
国際線
国内線

国内・国際線合計

20年の国際線と国内線合計の利用率は64.8%(写真は欠航便が相次いだ成田空港)=20年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの各地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は