ANAホールディングス(9202)とエアアジアがエアアジア・ジャパン(WAJ)の合弁解消に向けて交渉を行っている。一方、6月11日にはジェットスター・ジャパン(JJP)が成田-松山線を開設。国内の低コスト航空会社(LCC)では初めて四国に就航した。
同じく11日、ピーチ・アビエーション(APJ)は成田への10月就航を発表(関連記事 [1])。満を持して首都圏に乗り入れる。14日には関西-石垣線を開設し、路線拡充を進めていく。
搭乗ルポ「1日でLCC3社に乗ってみた」前編 [2]では、深夜の高速バスによる成田への移動、WAJの成田-福岡行き早朝便の様子をお伝えした。
—記事の概要—
・タイガースのようなファンをつかんでいる、と思いたい
・外国人の利用が目に付くジェットスター
・成田の課題は何か
後編の今回は、福岡から関西がAPJ、関西から成田はJJPを利用しての移動をまとめた。
タイガースのようなファンをつかんでいる、と思いたい
福岡に到着し、本日2番目に搭乗するのは、APJの関西行きMM154便。
6月11日に東京・港区の増上寺で行われた成田就航の発表会見で、井上慎一最高経営責任者(CEO)は、就航から1年の躍進について「関西の皆さんの強い支持のおかげ」と謝意を述べ、「阪神タイガースのようなファン層をつかんでいるな、と希望を含めて思っている」と話した。
空港内のチェックインカウンターの様子を見ても、利用者の年齢層が