- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

バニラ塗装で関空へ戻ったA320、商業運航はピーチ塗装後に

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が航空会社に大きな打撃を与えた2020年も、まもなく終わろうとしている。旅客数の大幅減だけでなく、ビデオ会議の浸透は航空会社にとって重要な収益源である出張のあり方も大きく変えた。一方で、商売道具である航空機の整備も、新型コロナの影響を受けた一年だった。本来であれば海外の機体メーカーからフェリー(回航)する際、日本国籍の機体として日本へ飛来するが、エアバス機の例ではフランス国籍のまま成田や羽田へ到着したケースもあった。

機体改修を終えてバニラ塗装のまま関空に戻ってきたピーチのJA08VA(ピーチ提供)

 12月11日夜、すでに姿を消したはずのバニラエア塗装のエアバスA320型機が関西空港へ降り立った。自動車のナンバーにあたる「登録記号」はフランス国籍のF-WXAI。便名は