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台湾スターラックス航空、関空就航 日本初、台北から

 台湾の新興航空会社スターラックス航空(星宇航空、SJX/JX)が12月15日、関西空港へ就航した。同社初の日本路線で、台北の台湾桃園国際空港と関空を週2往復し、あす16日からは成田にも乗り入れる。関空では今年度初の新路線で、航空会社の新規就航も初となった。

関空に到着したスターラックス航空日本初便の台北発JX820便=20年12月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 関西線は火曜と金曜に運航。運航スケジュールは、関西行きJX820便が台北を午前8時30分に出発し、午前11時50分に着く。台北行きJX821便は午後0時50分に関空を出発して、午後3時に到着する。

 成田線の運航日は水曜と土曜。運航スケジュールは、成田行きJX800便が台北を午前8時25分に出発し、午後0時30分に着く。台北行きJX801便は午後2時に成田を出発して、午後5時5分に到着する。

 機材はいずれもエアバスA321neoで、座席数は2クラス188席(ビジネス8席、エコノミー180席)。ビジネスクラスはフルフラットシートで、個人用モニターが15.6インチ。エコノミークラスは10.1インチで、シートピッチは31インチ(78.7センチ)となる。

スターラックス航空のA321neoのビジネスクラス(同社Facebookページから)

 15日の関西行き初便となったJX820便(A321neo、登録記号B-58204)は、台北を午前8時20分に出発し、関空には午前11時55分に到着。折り返しの台北行き初便JX821便は、午後0時55分に関空を出発して、午後3時14分に台北へ到着した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、関空での初便到着や出発のセレモニーは中止となり、天候の関係で消防車による放水アーチも実施が見送られた。

 スターラックスは2018年5月に、エバー航空(EVA/BR)で会長を務めた張國煒氏が設立し、今年1月23日に就航。台北-マカオ、ダナン、ペナンの3路線を開設した。東南アジア、北東アジア路線を開設後は、2022年から北米への大洋横断路線を計画している。

*写真は25枚(到着→出発の順。運航スケジュールは写真下に掲載)。
*成田就航の記事はこちら [1]

関空を出発するスターラックス航空の台北行きJX821便=20年12月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire