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JALベルスター、ハンドベル演奏を初ライブ配信 新型コロナで

 クリスマス恒例となった日本航空(JAL/JL、9201)の客室乗務員有志によるハンドベル演奏チーム「JALベルスター」が12月13日、コンサートを初めてライブ配信した。

客室モックアップ前でライブ配信のリハーサルをするJALベルスターのメンバー=20年12月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALでは毎年年末に、ベルスターによるハンドベル演奏を羽田空港などで披露している。結成は1995年で、今回で26回目のクリスマスを迎えるが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、空港などでのコンサートは開かず、ドワンゴ(東京・中央区)の協力を得て「ニコニコ生放送」でライブ配信し、約2500人が視聴した。今年は約40人の客室乗務員が応募し、入社2年目から5年目までの8人が選ばれた。

 今年のテーマは「One Heart ~明日の空へ~ 」。8人のメンバー全員がピアノやフルート、トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、コントラバスといった楽器の演奏経験があり、クリスマスの定番ソングなどを約30分間披露した。これまでコンサート会場にこれなかった人にも演奏を聴いてもらおうと、ライブ配信を決め、メンバーの家族は配信会場となったJALの訓練施設に招待した。

 演奏した曲は8曲で、「ひいらぎかざろう」「ジングルベル」「あわてんぼうのサンタクロース」「We wish you a Merry Christmas」「クリスマスイブ」「ARASHI」「星に願いを」「ジブリメドレー(海の見える街/カントリーロード/さんぽ)」を披露。ジブリメドレーの「さんぽ」では、歌詞に合わせた振り付けをしていた。

 ベルスターは、前年のメンバー1人がリーダーとして翌年参加し、演奏技術などを継承してきた。今年は入社5年目の田中葉さんが昨年に続いて参加。演奏を終えた田中さんは、「120%の出来でした。練習では動画を撮影してチェックしたり、振付も配信を意識しました」と話した。

*写真は9枚。
*クリスマスにアンコールライブ配信。記事はこちら [1]

初のライブ配信を終えたJALベルスター=20年12月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire