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エア・ドゥ、ワンチームで働く羽田新オフィス

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、オフィスの縮小など働く場所のあり方を見直す企業が増えている。一方で、航空会社は航空機を運航する以上、多くの部署が空港の近くで仕事をする必要があり、オフィスに求める要件もデスクワーク中心の企業とは異なる。

羽田空港第2ターミナルのエア・ドゥ新オフィス=PHOTO: Takayuki MURATA/Aviation Wire

 札幌市に本社を置くエア・ドゥ(ADO/HD)は、運航の拠点を羽田空港に置いている。コードシェア(共同運航)などでつながりの深い全日本空輸(ANA/NH)と同じ第2ターミナル(T2)に乗り入れているが、オフィスは日本航空(JAL/JL、9201)やスカイマーク(SKY/BC)などが発着する第1ターミナル(T1)にあった。T2のオフィススペースが飽和状態だったためで、T2北側に新たなオフィス棟が新設されたことを契機として、今年3月18日にパイロットや客室乗務員、運航関連の部署などの約300人が、フリーアドレス制の新オフィスに移った。

 移転プロジェクト名とコンセプトは「ワンチーム エアドゥ(ONE TEAM ∞ AIRDO)」で、テーマは「一体感