成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)の2020年4-9月期(21年3月期第2四半期)連結決算は、純損益が424億円の赤字(前期は183億円の黒字)となった。
営業収益は73.8%減の332億円、営業損益は306億円の赤字(同293億円の黒字)、経常損益は301億円の赤字(同284億円の黒字)となり、営業損益は2004年4月の民営化以降もっとも低い値になった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による大幅な減収減益で、営業費用を前年同期比34.5%減の638億円に抑えたものの、営業益と経常益、最終益が民営化後初めて赤字に転落した。
2021年3月期通期では783億円の最終赤字を見込んでおり、通期で損失を計上するのも民営化後初となる見通し。
—記事の概要—
・20年4-9月期
・21年3月期通期予想
20年4-9月期
4-9月期の国際線と国内線を合せた総発着回数は前年同期比64%減の4万7986回、総旅客数は94%減の135万8474人、国際航空貨物量は13%減の88万9056トンとなった(関連記事 [1])。
セグメント別では、空港運営事業は