日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、2020年10月の訪日客数は前年同月比98.9%減の2万7400人で1年1カ月連続で前年を下回ったものの、3月以来7カ月ぶりに2万人を超えた。出国した日本人は98.1%減の3万1000人だった。
—記事の概要—
・10月の動向
・方面別実績
10月の動向
中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により、日本と一部の国との間では、業務上必要な往来を認める短期出張者用の「ビジネストラック」や、在留資格のある人の往来を認める長期滞在者用の「レジデンストラック」の運用が始まっている。許可数は限定的ながらも、10月1日以降すべての国・地域からの入国が可能となったことにより、実数は徐々に増加している。
これまでの重点市場20カ国・地域に、4月からはメキシコと中東地域が加わり、22カ国・地域が重点市場となった。月間の訪日客数は、