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国際・国内利用率60.1% 国内線の回復傾向続く IATA、20年9月旅客実績

 IATA(国際航空運送協会)の2020年9月の世界旅客輸送実績は、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は前年同月比72.8%減、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は63.0%減となった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は21.8ポイント低下の60.1%。中国から拡散した新型コロナウイルスにより、国際線は大きく落ち込んだものの、各国の国内線はRPKとASKが前年を上回る市場が見られるなど、回復傾向が続いている。

20年9月の世界旅客輸送実績(IATAの資料からAviation Wire作成)

―記事の概要―
国内・国際線合計
国際線
国内線

国内・国際線合計

回復の兆しが続く20年9月の国内線=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの6地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は