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ジェットスター・ジャパン、鹿児島就航 国内12路線に

 ジェットスター・ジャパン(JJP)は5月31日、鹿児島空港に就航した。成田線と中部線の2路線で、いずれも1日最大2往復で運航する。

鹿児島空港を離陸するジェットスター・ジャパンの中部行き初便=5月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 到着初便は成田午前5時52分発のGK161便で、午前7時45分に到着。乗客は152人だった。折り返しの出発初便は中部行きGK460便で、164人の乗客を乗せて午前8時36分に出発した。

 鹿児島の2路線開設で、JJPの路線数は国内線12路線となった。関東や中部地方との往来のほか、ジェットスターグループ便による東南アジアやオーストラリアからの訪日需要の掘り起こしを目指す。JJPの鈴木みゆき社長によると、温泉などを組み入れたパッケージ商品などを旅行会社と企画していきたいとし、「鹿児島の地域活性化に貢献できるようにがんばりたい」と抱負を述べた。

 外国人利用者の比率について鈴木社長は、「冬の札幌便は5割くらいになり、客室乗務員が外国みたいだということもあった。海外の人に九州の温泉地や観光地を知って欲しい」と語り、季節によっては3割程度は見込めるとの見通しを示した。

 JJP全体のロードファクター(座席利用率、L/F)については、季節波動がかなりあるとした上で、3月は87%程度、4月は75%弱と、公表を取り止める直前の昨年11月の64.9%よりも大幅に向上した。夏期の予約状況については、「7月と8月は今の段階で順調に進んでいる」と語った。

 鹿児島空港への低コスト航空会社(LCC)就航は、昨年4月1日に関西-鹿児島線を開設したピーチ・アビエーション(APJ)に続いて2社目。今後JJPでは、成田-松山線を6月11日に新設する。

中部行き初便に搭乗する乗客=5月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

鹿児島空港を出発するジェットスター・ジャパンの中部行き初便=5月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

運航スケジュール
成田-鹿児島線
GK161 成田06:00→鹿児島08:05(時期により運航日が異なる)
GK165 成田13:30→鹿児島15:35(毎日運航)
GK164 鹿児島12:20→成田14:15(時期により運航日が異なる)
GK168 鹿児島20:05→成田22:00(毎日運航)

中部-鹿児島線
GK461 中部10:25→鹿児島11:50(時期により運航日が異なる)
GK467 中部18:00→鹿児島19:25(毎日運航)
GK460 鹿児島08:35→中部09:55(時期により運航日が異なる)
GK466 鹿児島16:10→中部17:30(毎日運航)

関連リンク
ジェットスター・ジャパン [1]