- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

JAL、”レディース&ジェントルマン”廃止 10月から機内や空港

 日本航空(JAL/JL、9201)は9月18日、機内や空港のアナウンスで性別を前提とした英語の敬称「レディース&ジェントルマン」を10月から廃止すると発表した。ジェンダーニュートラル(性的中立性)の考えに基づく表現にするため、別の表現に変更する。

*変更初日の記事はこちら [1]

機内や空港のアナウンスで「レディース&ジェントルマン」を廃止するJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALは性別や年齢、国籍、人種、障がいの有無など、多様な人材が活躍するダイバーシティ(多様性)経営を進めている。性別については、会社が定める同性パートナー登録を行った社員とパートナー、家族にも、社員の配偶者や家族に適用する諸制度を、同様に適用するなどの社内環境を整備している。今回の変更もその一環となる。

 性別面では、JALは毎年3月3日にさまざまな運航業務を女性が担当する「ひなまつりフライト」を2009年から実施してきたが、女性のみで実施するイベントを見直すことになり、2019年からは実施を見送っている。また、LGBT(性的少数者)への理解促進を図るイベントに合わせ、「JAL LGBT ALLYチャーター」を2019年8月に羽田から那覇まで運航している。

関連リンク
日本航空 [2]

JAL新アナウンスは「エブリワン」 “レディース&ジェントルマン”廃止 [1](20年10月1日)
JAL、沖縄へLGBTチャーター 理解促進イベントに合わせ初運航 [3](19年8月31日)
JAL、羽田でひなまつり 女性のみフライトなく乗客「残念」 [4](19年3月3日)