- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

ピーチ126便マスク拒否客の安全阻害行為が1位 先週の注目記事20年9月6日-12日

 9月6日から12日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、機内でのマスク着用拒否から安全阻害行為に発展したピーチ・アビエーション(APJ/MM)の新潟臨時着陸の記事でした。

マスク拒否が発端で安全阻害行為が起き新潟空港へ臨時着陸したピーチ。写真はMM126便に使用されたJA812P=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

第1位 マスク拒否でCAや乗客威嚇 ピーチ釧路発関西行き、男性客の安全阻害行為で臨時着陸 [1]

 男性客による安全阻害行為は7日の釧路発関西行きMM126便(エアバスA320型機、登録記号JA812P)で発生。マスクを着用しない男性客1人が客室乗務員やほかの乗客に対して大声をあげて威嚇(いかく)したことから、機長は機内の秩序を乱す安全阻害行為があったと判断し、新潟空港に臨時着陸させました。安全阻害行為は航空法に基づく処罰対象です。

 他社・局の報道で、マスク着用拒否だけが理由で臨時着陸に至ったかのように受け取れるものがありますが、マスクの着用拒否と臨時着陸に至った安全阻害行為は分けて考えないと、問題の本質を見誤ります。ピーチもマスク着用拒否だけで臨時着陸に至ったわけではありません。

 弊紙も現時点で表に出していない情報もあるので、成り行きを注視していきたいと思います。

 また、今回の問題は読者や視聴者に対し、報道機関が事実関係を正確に報じたかも検証する必要があります。特に公共の電波を使用している割には視聴率至上主義に走る傾向があるワイドショーは、問題のある放送内容であれば厳罰に処すべきです。ワイドショーは報道番組ではなくニュースを肴にしたバラエティー番組である点など、制作過程にも目を向ける必要があります。