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国際・国内利用率57.9% 国内線は回復兆しも IATA、20年7月旅客実績

 IATA(国際航空運送協会)の2020年7月の世界旅客輸送実績は、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は前年同月比79.8%減、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は70.1%減となった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は27.7ポイント低下の57.9%。中国から拡散した新型コロナウイルスにより、国際線は大きく落ち込んだものの、各国の国内線は回復の兆しも見えつつある。

20年7月の世界旅客輸送実績(IATAの資料からAviation Wire作成)

―記事の概要―
国内・国際線合計
国際線
国内線

国内・国際線合計

回復の兆しが見える20年7月の国内線=20年4月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの6地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は