IATA(国際航空運送協会)の2020年6月の世界旅客輸送実績は、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は前年同月比86.5%減、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は80.1%減となった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は26.8ポイント低下の57.6%。中国から拡散した新型コロナウイルスにより、国際線は大きく落ち込んだものの、各国の国内線は回復の兆しも見えつつある。
20年6月の世界旅客輸送実績(IATAの資料からAviation Wire作成)
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・国内・国際線合計
・国際線
・国内線
国内・国際線合計
新型コロナウイルスがが全世界に影響した20年6月の国際線(写真は関西空港第1ターミナルの出発案内)=20年6月4日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの6地域で、航空会社の国籍を基準に調査。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域は