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JAL、成田-ボストン3カ月半ぶり再開 週2往復

 日本航空(JAL/JL、9201)は8月1日、成田-ボストン線の運航を再開した。中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により4月から運休していたが、およそ3カ月半ぶりの再開となった。

3カ月半ぶりにボストンに向け出発するJL8便=20年8月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 週2往復で、成田発は水曜と土曜、ボストン発は木曜と日曜に運航する。運航スケジュールは各日共通で、ボストン行きJL8便は成田を午後6時に出発し、午後6時に到着。成田行きJL7便は午後5時55分にボストンを出発し、翌日午後8時40分に到着する。機材はボーイング787-9型機(3クラス195席:ビジネス44席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー116席)を投入する。

 再開初日となった1日のボストン行きJL8便(787-9、登録記号JA864J)は、89人(うち幼児0人)が利用。成田空港第2ターミナル65番ゲートを、定刻より39分遅い午後6時39分に出発した。JALによると、乗客が米国入国時に必要な書類の確認作業により、出発が遅れたという。

 成田-ボストン線は、2010年1月の経営破たん後初となる新規路線として2012年4月22日に就航。日本を含むアジアとボストンを結ぶ初の直行便で、JALが定期便に787を投入した初の路線だった。

 JALの米本土やカナダなどの北米路線は、成田-ボストン線を含め12路線。ボストン線は4月14日の成田発を最後に、一時運休していた。運休を継続するのは羽田-サンフランシスコ線と成田-サンディエゴ線、成田-シアトル線の3路線で、残り9路線は減便しつつも運航を継続している。

JALの成田発ボストン行きJL8便の運航再開を示す出発案内=20年8月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

成田発ボストン行きJL8便など同時間帯のJAL便の出発手続きを進める利用客=20年8月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

3カ月半ぶりにボストンに向け出発するJL8便=20年8月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
JL8 成田(18:00)→ボストン(18:00)運航日:水土
JL7 ボストン(17:55)→成田(翌日20:40)運航日:木日

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