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最新練習機T-7、ライセンス生産前向き 23年初納入目指す

 新型コロナウイルスの感染拡大により、偶数年にロンドン近郊で7月に開かれるファンボロー航空ショーが今回は中止となり、主催者側はオンラインのセミナー「ウェビナー」を開催して業界関係者のつながりを作ろうとしている。出展者のうち、ボーイングはオンラインで軍用機に関する報道関係者向け説明会を現地時間7月14日から15日にかけて開き、最新ジェット複座型練習機T-7「レッドホーク」や次世代複座型戦闘機F-15EX、哨戒機P-8「ポセイドン」、空中給油輸送機KC-46「ペガサス」の現状を説明した。

ボーイングが開発を進める米空軍の単発複座型練習機T-7(同社提供)

—記事の概要—
第5世代戦闘機視野に新規開発
23年までに初納入、現地生産も前向き

第5世代戦闘機視野に新規開発

 T-7は、これまでT-Xとして開発が進められてきた単発の練習機で、1959年に初飛行したノースロップ・グラマン(当時ノースロップ)T-38「タロン」の後継機。F-22やF-35といった第5世代戦闘機のパイロット養成を主眼に置き新規開発した。

ボーイングが開発を進める米空軍の単発複座型練習機T-7(同社提供)

 エンジンは単発ながら双発のT-38Cと比べて推力が約3倍となり、近年の戦闘機と同じ