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ANA、羽田-ワシントン・パリ再開 8月の国際線、89%運休

 全日本空輸(ANA/NH)は7月14日、国際線の運航計画を追加で見直したと発表した。対象期間は7月31日までと8月1日から31日まで。7月は計画していた75路線5461便のうち91%にあたる73路線4969便を運休・減便。8月は75路線5500便のうち、89%にあたる73路線4899便が対象になる。8月は羽田-ワシントンDC線や羽田-パリ線など5路線を再開。また、期初に週3往復を計画してた成田-ジャカルタ線を、週4往復に増便する。

8月に羽田-ワシントンDC線などを再開するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新たに発表した7月31日までの運休・減便は、3路線16便が対象となる。羽田-バンコク線と成田-マニラ線、羽田-マニラ線の3路線で、現地発を中心に運航する。

 8月1日からの追加発表分のうち通常運航を続けるのは、週7往復の成田-ロサンゼルス線(NH6/5)と成田-シカゴ線(NH12/11)の2路線のみ。43路線が運休となり、21路線で減便が生じる。

 減便路線のうち8月に再開するのは5路線で、羽田-台北(松山)線と羽田-パリ線は週2往復ずつで再開。羽田-ワシントンDC線は17日から週3往復、羽田-ホーチミン線は16日から現地発のみ週2便運航する。成田-ヤンゴン線は、2日と7日の現地発のみ設定する。

 金曜から日曜までの週3往復を計画していた成田-ジャカルタ線は、週4往復に増便。成田発の運航日も火曜と木曜、金曜、日曜に変更する。ジャカルタ発はそれぞれ翌日となる。

 また、成田-香港線の臨時便NH1929/1930便を週1往復金曜のみ運航する。機材はボーイング767-300ER型機(2クラス202席)を使用する。香港行きNH1929便は成田を午前9時50分に出発して、午後1時40分に着く。成田行きNH1930便は午後2時55分に香港を出発し、午後8時15分に到着する。

 開設予定の羽田-青島とサンフランシスコ、サンノゼの3路線は、9月1日の開設に延期。羽田-深センとストックホルム、ミラノの3路線のほか、7月に開設予定だった羽田-イスタンブールとモスクワの2路線も、開設時期を未定としている。

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